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腰痛と背部痛の区別

腰痛と背部痛の区別は難しいですが、痛みが腰部か背部かによっては、原因が大きく異なる場合があります。
とくに背部痛の原因には、重大な内臓疾患が関係している場合もあるため、注意が必要となります。
背部痛をただの腰痛と勘違いして放置しておくと、重大な結果を招いてしまうことにも繋がりかねません。

腰痛と勘違いしてしまいがちな背部痛で考えられる疾患としては、腎臓疾患があげられます。
腎臓は背部の腰に近い位置の左右2箇所についている臓器となるため、なんらかの異常が発生した際には、腰に近い位置に痛みが生じることとなります。
そのため腰痛と勘違いされてしまいやすくなっています。
しかしそのまま放置してしまうと、病状が進行して手遅れになってしまうこともあります。

背部痛を伴うおもな腎臓疾患としては、尿路結石や腎盂腎炎などがあげられます。
尿路結石とは、腎臓で作られた結晶のような塊が尿管に入り、腎臓から膀胱にかけて落ちる際に痛みを伴うといった疾患となります。
尿路結石の場合では、腎臓のある左右どちらかの腹痛や下腹部痛を伴うことが多いですが、背部痛をきたすこともしばしばあります。

そして腎盂腎炎は、大腸菌などの雑菌が腎臓や腎盂に侵入することで、腎盂を化膿させてしまうといった疾患となります。
腎臓のある左右どちらかの背部痛に加え、高熱が出るというのがおもな症状となります。

このように背部痛の原因には腎臓の疾患が関連している場合があるため、腰痛との区別がつきにくく体にも不調がある場合には、病院を受診することが大切となります。

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