肥満と腰痛

肥満と腰痛

肥満の人は、腰痛になるリスクも高いと言われています。
肥満体型の人は脂肪がたくさんついているため、体が通常よりも重く、支えるために腰にかかる負担も大きくなっています。
また歩く際にはバランスを取ろうとして反り腰となってしまいがちなため、腰にはさらに負担がかかることとなり、腰痛も起きやすくなっています。とくにストレスなどで急激に太ってしまったという人は、腰が体型の変化に付いて行けないために、さらに腰痛のリスクも高まります。

人間の体というのは基本的に、骨の中でもとくに背骨によって支えられています。
そして内臓などは、身体全体の筋肉によって支えられています。
しかし肥満の人は筋肉が少ないというのが普通となるため、内臓などを支えきれなくなってしまうことで、背骨や腰に影響が及ぶという場合があります。
重い体のせいで姿勢が悪くなって背骨が曲がってしまったり、脂肪や内臓などがすべて腰で支えられることで、慢性的に腰痛が起きやすくなったりします。

またお腹を前に突き出したような歩き方は、骨盤にゆがみを生じさせる原因ともなります。
骨盤が正常な位置にないと新陳代謝が悪くなって、さらに脂肪が付いてしまうこととなります。 そしてすべてを支える腰の筋肉に疲労が蓄積されて行くと、少しひねっただけでも、ぎっくり腰などを引き起こしてしまいやすくなります。
ですから改善をするためには、ダイエットをして体重を落とすということがもっとも重要となります。