慢性腰痛症

慢性腰痛症

慢性腰痛症は、鈍い痛みの腰痛が日常的に継続する状態のことを言います。
原因がはっきりしない腰痛を総称して呼ばれるケースが多く、原因の究明も困難というのが特徴となります。
痛みの場所も日によって異なるなど独特の症状があり、治療も難しくなっています。

通常腰痛は整形外科を受診するというのが一般的となりますが、慢性腰痛症の場合では、痛みが発生する原因がわからないために、内科の受診を勧められることもあります。
腰痛には、内科系疾患が関わっているケースも多くあります。
とくに女性では、子宮内膜症や更年期障害が原因となって慢性腰痛症が起こることもしばしばあります。
しかし慢性腰痛症は内科であっても、原因の特定が困難となる場合が圧倒的に多いようです。

慢性腰痛症の病院における検査では、まず初めにレントゲン検査が行われることとなります。
レントゲン検査によって骨の異常などが確認されますが、何の異常も見つからない場合には、内臓疾患などを調べるために、CT検査やMRI検査などが実施されることとなります。
他には血液検査も行われます。

そしてさまざまな検査を施しても原因が特定できない場合には、ストレスや精神疾患などが疑われることもあります。
最近では、ストレスによる心因と診断されるケースも多いようです。
他には肥満や過労、重労働などがきっかけとなって起こるとも考えられています。
実際にも生活習慣を変えることによって、症状が緩和したという人も多くいるようです。