腰椎椎間板ヘルニアによる腰痛
腰椎椎間板ヘルニアは、腰痛を代表する疾患の1つとなります。
突然の腰の痛みと、太ももから足先にかけて生じるシビレが、基本的な症状となります。
ヘルニアにはいくつかの種類がありますが、腰椎椎間板ヘルニアは、おもに腰痛が悪化したことによって、神経痛も併発してしまった状態のことを指します。
初期の段階では腰に激痛を伴うことが多く、歩行や生活に困難をきたす場合があります。
そして腰痛のほか、お尻の裏側から太腿の裏側にかけて、シビレが走るというのが一般的な症状となります。
腰椎椎間板ヘルニアは20~60代までの人に多い疾患となっていますが、最近では10代でも発症するケースが見られています。
腰椎椎間板ヘルニアが疑わる際には、まずは安静になるということがもっとも重要となります。
無理にストレッチなどを行ったりすると、症状が悪化することもあります。
そして病院では、整形外科を受診するのが一般的となります。
腰痛の治療ではまず初めに、レントゲン検査が行われます。
しかし腰椎椎間板ヘルニアが強く疑われる場合には、MRI検査が実施されることとなります。
MRI検査では、シビレの原因となる神経圧迫の部位や、程度を確認することができます。
そして腰椎椎間板ヘルニアの状況が確認できたら、週1回の通院治療やリハビリによって、症状の緩和が行われることとなります。
最近では整体やカイロプラクティックなどといった民間療法も、効果的な治療法となっています。