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消化器の疾患と腰痛

腰痛は、消化器系の疾患が原因となって起こる場合もあります。
おもに腹部の内臓疾患が原因となるケースが多く、中でも後腹膜臓器で腰にも近い膵(すい)臓の疾患は、腰痛に起因しやすいとされています。
膵炎や膵臓ガンといった膵臓疾患は、腰の痛みの訴えから発見されるというケースも多くなっています。

とくに膵臓ガンは自覚症状がほとんどなく、黄だんなどの症状が現れる頃には手遅れとなるケースも多いため、腰痛があって心配な時には意識して検査を受けるということが大切となります。
膵臓ガンは完治の難しいガンではありますが、早期の発見によって、進行を遅らせたり完治することが可能となっています。

その他の腰痛を引き起こす消化器系の疾患としては、大腸の疾患や悪性腫瘍などもあげられます。
大腸の疾患では大腸憩室と呼ばれる疾患が代表的となっており、大腸に陥没ができ、そこに炎症が起こることによって腰に痛みをもたらします。
一般的には腹痛をもたらすことが多いですが、場合によっては腰痛を引き起こすこともあるとされています。
また虫垂が大腸の裏側に回り込んでいる場合にも、虫垂炎(盲腸)を発症することで、腰にも痛みが伴うこととなります。

そして消化器系の臓器に発生した悪性腫瘍は、末期に差し掛かると背骨や腰骨に転移しやすく、転移することによって腰に痛みをもたらすこととなります。
膵臓ガンのほか、胃ガンや大腸ガンによる転移でも、多く見られる症状となっています。

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