ぎっくり腰のきっかけさまざま

ぎっくり腰のきっかけさまざま

ぎっくり腰になった方の実際の体験をお聞きすると、まあなんとさまざまなきっかけでぎっくり腰になってしまうのものでしょう。
悲しいやら、おかしいやら、生きているって素晴らしい。

シートベルト

自動車の助手席に乗り、シートベルトをしようと右手を左肩のほうに動かしてからだをひねった途端、激痛がグギッ！となってしまいました。
おそらく腰に疲労がかなり溜まっていたんでしょうね。
からだをひねると、右腰も左腰も伸びますので、余裕がなくなってしまったのでしょう。

背伸びしながらのくしゃみ

高いところにあるものを取ろうと背伸びをしたまではいいのですが、その瞬間にくしゃみをしてしまい、腰に激痛が走りました。
背伸びをした時点で、腰の筋肉が目一杯引っ張られていたのでしょう。
そこへ、くしゃみの衝撃。
バチン！と腰の筋肉が切れてしまったにちがいありません。
偶然が重なるとはこわいものです。

髪の重さでぎっくり

シャワーを浴びているときでした。
腰まである長い髪の毛を洗おうと思い、下を向いて後頭部にシャワーをかけた途端に、グギッ！
髪の毛は、意外と重いものです。
かなりバッサリと切った髪は100gくらいにはなるようです。
腰まであると200g、濡れているとその倍として400～500gくらいある計算になるのでしょうか。
下を向くと、腰の後ろ側は目一杯伸びていることでしょう。
もともと腰の筋肉に張りがある方ならば、限界に達している可能性もあります。
限界ぎりぎりまで来ていれば、10gでも20gでもぎっくり腰になってしまうのですね。
濡れた長い髪でぎっくり腰。
ほんのり色気があっていいでしょうか。
いえ、本人は痛いんです。

地震でぎっくり

忘れもしない冬の大震災でした。
うちは震源からは遠い地域でしたが、グラッ！と揺れた途端に壁のクロスが音を立てて裂けました。
大きな揺れに動揺して、ムリに立ち上がろうとした瞬間、腰もグギッ！と音を立てて砕けたのでした。
ぎっくり腰でした。
結局30分はどうにも動けなかったのです。
もし震源に近いところに住んでいたら。
火災が起きて逃げられなかったとしたら。
そう思うと恐いです。

川釣り中にぎっくり

寒い冬に、寒バヤ釣りにでかけました。
バカ長靴を履いて、しっかりと防寒具に身を包み、川の真ん中で釣っていました。
エサがなくなったので、石の裏からエサを取ろうと石を持ち上げた途端ギックリきました。
もちろん、動けませんし、うつ伏せのまま流されて対岸に流れ着きました。
寒くて筋肉がコチコチに固まっていたのでしょうね。
手を伸ばして、筋肉の限界を超えてしまったにちがいありません。